安田町の安田まちなみ交流館・和（なごみ）では、高知市の高知県立坂本龍馬記念館と連携した企画展『「海援隊約規」物語』を開催。前期・後期と分かれており、現在、vol.1「誇りに生きる/一族の証」が開催中です。

 

　幕末の時代、自らの「志」に従い自由と平等を手に入れようとした坂本龍馬。その精神と思想は、海援隊の規則「海援隊約規」に込められていました。龍馬の死後、子孫たちは、その遺志を継ぎ「海援隊約規」とともに開拓のため北海道へ。その後、約規は、巡り巡って高知県立坂本龍馬記念館の寄託資料となりました。企画展では、約規に見られる龍馬の精神、家族の絆、子孫たちの龍馬への思いなどを紹介しています。

　

　安田町は、龍馬の姉・千鶴の夫で若き龍馬の思想に大きな影響を与えた高松順蔵が居を構えていた龍馬ゆかりの地。その息子の直は、後に龍馬の跡とりとなっています。周辺には、順蔵の墓や国登録有形文化財の町並みもあるので企画展と合わせて巡ってみてはいかがでしょう。