安田町にある、昭和レトロな雰囲気と館主の映画愛に包まれた映画館「大心劇場」。ここで、5月28日（水）〜6月1日（日）まで、森田惠子監督が、全国10カ所の映画館や映写機のもとを旅してまわるドキュメンタリー映画「旅する映写機」が上映されます。

 

　物語には、映画配信のデジタル化が進み、映画館の閉館が相次ぐなか、現役の古い映写機で懸命になって映画を見せようとがんばっている人たちが登場します。この中で、映像が途切れないようにフィルム交換をする、幻の上映方法とも言われている“流し込み”という技術を見せているのが、大心劇場の館主・小松秀吉さん。館主自身が出演し、普段目にすることができない映画館の舞台裏を伝える興味深い作品です。5月31日（土）には、森田恵子監督が来館し、挨拶も行われます。

 

　観客にさまざまな夢を与えてきた映画館や映写機の物語を、映画に登場している映画館で、ぜひご覧ください。