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2012-07-13(金)
☆絵金生誕200年。「須留田八幡宮神祭」と「土佐赤岡絵金祭り」に行こう☆
香南市赤岡町で極彩色の芝居絵屏風を描き続けた幕末の絵師「絵金」こと広瀬金蔵が、今年、生誕200年を迎えます。それに合わせて同町を中心に、様々な催しが企画さています。なかでも、彼の見ごたえある作品を間近で見られる祭りをご紹介します。
 
 7月14日(土)・15日(日)に行われる「須留田八幡宮神祭」は、江戸時代末期から続く地元の祭りで毎年7月14日・15日の日に催されています。暗くなった商店街の軒下に並べられた絵金の芝居絵屏風は、揺らめくロウソクの灯りに照らされて、恐ろしくも美しい雰囲気を醸し出します。じっくりと絵金の絵を鑑賞したい方にオススメです。
 
 その翌週の7月21日(土)・22日(日)に行われる「土佐赤岡絵金祭り」は、7月第3週の土曜と日曜に開催される祭りです。商店街での屏風絵の展示に加え、ビアガーデンやライブ、お化け屋敷、高木酒造酒蔵開放、絵金が描いた芝居絵の物語を演じる「土佐絵金歌舞伎」などで楽しめます。
 
 さらに今年は、両祭りで、かつて各地区が豊作や商売繁盛を願って屏風絵の出来を競い合ったとされる奉納屏風絵「えくらべ」が復活。日本画やグラフィック、漫画など現代作家13人(グループ含む)が描いた屏風絵が展示されます。また、絵金蔵で7月22日(日)まで、「絵金祭り特別展示」も行われています。絵金の魅力を存分に楽しめるこの機会に、ぜひ出かけてみてはいかがでしょうか。

 

●DATA
香南市絵金生誕200年記念事業
◎須留田八幡宮神祭
[日 程]7月14日(土)・15日(日)
[場 所]赤岡町本町商店街
[内 容]<芝居絵屏風展示> 日没~21:00
     <えくらべ復活展> 絵金蔵広場にて19:00〜21:00     
     <絵金蔵夜間開館> 18:00~20:00夜間開館(19:30入館締切)
◎土佐赤岡絵金祭り
[日 程]7月21日(土)・22日(日)
[場 所]赤岡町本町・横町商店街
[内 容]ビアガーデンやライブ、お化け屋敷、高木酒造酒蔵開放など催しいっぱい。
     <芝居絵屏風展示、えくらべ復活展> 19:00~21:00
     <土佐絵金歌舞伎伝承会公演> 17:00上演開始 演目「蘆屋道満大内鑑 葛の葉子別れ」ほか     
     <絵金蔵夜間開館> 18:00~20:00夜間開館(19:30入館締切)
[問合せ]土佐赤岡絵金祭り実行委員会(香南市商工会内) TEL:0887-54-3014
◎絵金祭り特別展示
[日 程]7月22日(日)まで
[場 所]絵金蔵(香南市赤岡町538)
[内 容]通常非公開の作品を展示
【問合せ】香南市絵金生誕200周年記念事業実行委員会(香南市商工水産課)TEL:0887-57-7520